80鞍目

三桁到達が近づいてきたなあ、とぼんやり見て感じた80鞍目。ベーシックA、馬は
バスティア、鞍はクロノスでした。

<レッスン内容>

・常歩 ペースをつくる、馬の顔の向き

・歩度を伸ばす、詰める

・ブレーキ 手綱の長さ、馬の首の高さ

・軽速歩

・速歩誘導 曲がり角で脚を使う

<コメント>

バスティア2回目。馬装の腹帯締めるときにあまりにも怒って怖いので、先生に
お願いした。腹帯さえクリアできれば、とてもよく動く子。軽速歩の継続が
しっかりできて、途中で私がバテかけた。軽速歩の誘導、初。やることが多すぎて
身体がついてこなかった。

<インストラクターコメント>

よく走ることができました!よく動いてくれる時は馬の上で力を抜きながら
乗るといいですよ^^

<振り返ってひとこと>

馬の個性、ここにもあります。歩き始める時から必死で合図を送ってなんとか反応
してもらえるような鈍い子と、ほんの少し、合図を出すだけですんなり動く、反応の
良い子。自分が今回乗る馬はどちらのタイプなのか、見極めて乗る必要があります。

反応鈍い子に優しい合図を送っても、知らん顔されますし、反応良い子に強い合図を
送ったらビックリされて飛び出されてしまう可能性もあります。この子はどんな子
だろう、と見極めながら最初の常歩をすると、次の動作がスムーズになります。

逆に言えば、常歩の時にきちんとコンタクトが取れていないと、レッスン後半に行くに
従って先生に「動いてないよー」と突っ込まれることになりますし、自分自身が
レッスンを楽しめなくなります。常歩から馬とコンタクト、超重要です!

79鞍目

鞍が二つあるのなら、どちらもしっかり乗れるようにしないとね、と最近よく言われて
います。馬上での脚の位置の違いに戸惑いつつのレッスンがしばらく続きます。

ベーシックA、馬はボレアス、鞍は馬場鞍でした。

<レッスン内容>

・常歩 馬の顔を真っ直ぐに向ける

・歩度を伸ばす、詰める。速歩が出そうなくらい動かす

・ブレーキ

・軽速歩 力を抜いてリズムをとる

・手前合わせ(常歩バージョン)

<コメント>

ボレアス2回目。馬装で腹帯締めるときにあまり怒らなかった。代わりに(?)動きが
イマイチ。軽速歩を継続させることがほとんどできなかった。前回はよく動いてくれた
ので、落差がすごかった。今日もレッスン後に用をたされた。

<振り返ってひとこと>

軽速歩を継続させることができない、というのは馬に本当に走る気がないのか、もしくは
騎乗者が送る合図が弱い、効いてないという可能性があります。まだこの頃は先生が
軽速歩を出すお手伝いを多少はしてくれるので、それに甘えて自分ではできなかった、と
いうことを書いているのだと思われます。

その考え方自体が甘いな、と今なら思います。今は速歩の継続は当たり前、出なかったら
出るまで自分で工夫する、脚を使う、鞭を動くまでバチバチ使う、等々、とにかく馬が
ちゃんと自分の指示通りに動くまで徹底的にやります。それができないと、駈歩をする
ことはとてもとても無理だからです。

そのため、まずは馬と軽速歩はすぐできるようになっておく必要があります。

78鞍目

ずっとクロノスを使ってきましたが、子どもが駈歩のレッスンに入るようになってきたので、
馬場鞍を使うことになりました。ベーシックA、馬はオーベロンでした。

<レッスン内容>

・馬を自分で動かす 乗り物のように操作する

・馬のスピードが遅い→圧迫、早い→手綱を引く

・乗ってすぐに、合図でどの程度動くのかしっかり確認する。

<コメント>

オーベロン2回目。馬場鞍も2回目。軽速歩で正反動がやりやすい、という子どもの言っている
ことが少し理解できた気がする。ただ、少し鎧が短かったので、次はもう少し長くして挑戦
したい。クロノスに乗っている時より拳を気持ち高めにしないと前傾姿勢になる、とのこと
なので、気をつける。

<振り返ってひとこと>

クロノスは総合鞍、といって障害を飛ぶのに向いている鞍で、馬場鞍はその名の通り、馬場
馬術に適した鞍です。そのため脚、特に膝の位置がかなり違います。クロノスは膝を少し
曲げた状態で乗りますが、馬場鞍は膝がほぼまっすぐになるように乗ります。そのため、
自分の身体を脚で支える必要があるため、ただ馬に乗っているだけとは行かなくなります。

鞍を買ってすぐの頃は、私の技術不足で馬場鞍ではとても怖くて乗ることができませんでしたが、
ここにきてようやく馬場鞍も乗れるようになりました。姿勢を馬上で安定させることがいかに
難しいかをここでまた再認識しました。

77鞍目

ベーシック馬場に上がって良いと言われた状態で受けるベーシックAレッスンは、
心に余裕があります。今回は馬がボレアス(ディープインパクト産駒)、鞍は
クロノスでした。

<レッスン内容>

・常歩

・歩度を伸ばす、詰める ペースコントロール

・ブレーキ

・軽速歩 速歩の発進、停止

<コメント>

ボレアス初騎乗。ゼッケンは専用のものあり。乗っている間、ずっとお腹がブルブル
していた。重い子だから鞭(大きく音が鳴るくらい)→ギューッと圧迫が良い、との
こと。後半は“走れーーーー“と念を送ったら軽速歩が出た。馬装で腹帯を締めるときに
噛みつきにきた・・・。レッスン前と後に用を足された。

<インストラクターコメント>

結構動きが重たい馬でしたが、しっかり足元で押せました。

<振り返ってひとこと>

馬によっては、背中に傷があったり、古傷があったりするので、自前のものを使うことが
できない馬がいます。そのうちの1頭がボレアスです。ボアのゼッケンが必須で、自前の
ゼッケンでは対応不可でした。本当は自分好みの馬装にしたいのですが、人馬ともに
快適に乗るためには妥協を要するところもあります。可愛い馬装は、できるときに、
楽しく!が大事です。

2歳マイル王決定戦、朝日杯フューチュリティステークス

先週の阪神ジュベナイルフィリーズで惨敗したにも関わらず、GⅠとなると、ソワソワして
しまう、残念な思考の持ち主です。

今日は2歳マイル王決定戦、朝日杯フューチュリティステークスです。昨年は、武豊の
まだ勝っていないGⅠだから、という理由でドウデュースを選んでテレビ越しに叫んで
いたなあ、と思い出します。

今回は、オールパルフェの複勝を買いました。デビューから騎手が変わっておらず、
前走1着であることが選んだ要因です。データが少なすぎて、何が来たって驚かない、
と強がりながら観戦しました。

今週も撃沈しました・・・。上位3頭で決まる、というガチガチの決着にまあ仕方ないか、
と思う気持ちと、素直に選んでおけばよかった、という気持ちが半々でした。

今年は坂井騎手、乗れていますね。常歩の時の姿勢がめちゃくちゃキレイで、見惚れる
レベルです。

来週はいよいよオジュウチョウサンのラストラン、有馬記念があります。生観戦が
叶うなら、と指定席を申し込んでみましたが、落選となったので、テレビ越しでは
ありますが、ラストランをしっかりと見届けようと思います。

76鞍目

次のステップに行っていいよ、と言われてもすぐには行きたがらない、小心者です。
ベーシックA、馬はオーベロン(エピファネイア産駒)、鞍はクロノスでした。

<レッスン内容>

・常歩

・歩度を伸ばす、詰める

・ブレーキ

・軽速歩

・速歩の発進、ブレーキ、停止

<コメント>

オーベロン初騎乗。馬装、とてもおとなしい。腹帯も嫌がらない。軽速歩への移行で
独特の揺れがあるところに少し怖さが合ったが、リズムの取りやすい子で乗りやす
かった。手綱を引けば引くほど頭が上がるので、乗り手がリラックスして乗ることが
大事。

<振り返ってひとこと>

この後も何度か彼に乗る機会がありましたが、軽速歩への移行時の独特の揺れは、
この時にしか感じませんでした。馬には個性があるので、初めて乗る馬の揺れ方に
まだビビりながら乗っていることがわかります。穏やかで反応がとても良い馬で、
上級者からの指名もよくあるようです。騎乗者の合図に従順な馬は、大体人気が
あり、なかなか当たることが少ないのですが、良い出会いだった、と思えるレッスン
でした。

75鞍目、J・GⅢ馬に乗る

この日は色々と思い出深い日となりました。ベーシックA、馬はドリームセーリング
(クロフネ産駒)、鞍はクロノスでした。

<レッスン内容>

・バランス 常歩、停止

・脚の当たる場所・強さで速さを確認する。

・馬の反応を見ながら馬に合った合図をする。

・歩度を伸ばす、詰める

・速歩

<コメント>

J・GⅢ勝馬!ドリームセーリング初騎乗。名前を見てから一度は乗ってみたいと
思っていた。常歩がめちゃ早くてドキドキ。前との距離がすぐ近くなるので、
左右交互のブレーキ必須。軽速歩でブレーキかけつつ継続するのは難しかった。
子どもに動画を撮ってもらっていたので、レッスン終了後に見た。確かに普通に
乗っているように見えたが、ビビりまくりだった。よく馬場で寝るので注意!

<振り返ってひとこと>

オジュウチョウサンと一緒にJ・GⅠにも出たことのある馬に、乗馬クラブで
乗ることができるって、なかなかないことだと思います。馬の名前を見て、
すぐにJRA在籍時のことを思い出せるほどの戦績のある馬は、あまりいない
ので、この日は大変テンションが上がりました。

しかも、次のレッスンランクである、ベーシック馬場に行っていいいよ、と
いう先生の合格サイン付きというおまけもありました。おお。とうとう自分で
馬を馬房から出して馬装するところまで来たなあ、と感慨深いです。

今ではシレッと馬房から出し、時間帯によっては手入れもササッと済ませて
馬房に戻すところまで、難なくできるようになりました。これも回数を重ねて
練習すれば何とかなります。どんどん自分でできることが増えていくのは、
いくつになっても楽しいものです。

74鞍目

だいぶベーシックAレッスンの流れに乗ることができるようになってきた頃。
ベーシックA、馬はシルベット、鞍はクロノスでした。

<レッスン内容>

・速歩 合図の強弱

・ペースコントロール 脚の位置でどれだけ動くか、怒るかの確認。
 常歩から止めるブレーキと速歩から止めるブレーキとは違う。

<コメント>

シルベット6回目。腹帯触るだけで怒る。馬装終わって動き始めてからは本当に良い子。
夏は「必殺仕事人」らしく、気を抜くと寝転んで砂浴びするらしいので、洗い場まで
ドキドキした。寝転ばれなくて良かった。

<振り返ってひとこと>

コメントにある通り、夏の頃の騎乗記録です。馬も暑さには弱いらしく、夏バテとか
砂で遊びたがるとか、夏特有の馬の動きなんてものがありました。マイ鞍を持って、
砂浴びなんかされた日には泣きます(鞍が砂で傷だらけになるため)。今のところ、
そういう目に遭ったことはありませんが、今後もないことを切に願います。
・・・と言いながら、洗い場で何度か鞍をゴトっと落としたことがあります。
当然、鞍に良くないことなので、今後は落とさないよう、細心の注意を払います。

73鞍目

季節が変わりつつある頃に乗った、73鞍目、ベーシックA、馬はジャニアリシックス、
鞍はクロノスでした。

<レッスン内容>

・常歩

・歩度を伸ばす、詰める

・軽速歩

・立つ座る座る(手前の確認)

<コメント>

ジャニアリシックス3回目。乗りやすいけど腹帯で怒る。軽速歩のリズムはとても取りやすい。
鞭は要らず、圧迫だけで加速できた。先生から「だいぶ堂々と乗れるようになってきて、
以前の弱々しさがなくなってきましたね」と言っていただけた。

<振り返ってひとこと>

落馬事件以来、馬に乗ることは怖くないのですが、軽速歩がとにかく怖くて、また落ちたら
どうしよう、というのが頭の中に常にあったので、どうしても気弱にしか乗れませんでした。
先生方のサポートもあり、やっとそういう気弱さが先生から見ても抜けてきたな、という
ことがわかって、嬉しかったのを覚えています。ベーシックBにいた期間がとても長かった
ので、軽速歩さえきちんとできれば、ベーシックAにはちゃんとついていけることもわかった
レッスンでした。

ちなみに手前の確認とは、馬の右脚が前に出た時に立つのが左回りの手前が合っている状態
なのですが、手前が違っているときは、左脚が前に出た時に立っている状態なので、座るを
2回することにより、正しい手前になる、という小技です。できるようになっていると、
先生から手前が違う、と言われた時にすぐに対応可能なので、きちんとできるようになって
おくと良いです。

72鞍目

レッスンの内容に慣れてくれば、余裕を持って乗ることができますが、初めて乗る
馬の時は、心の余裕が如何ともしがたくなくなってしまいます。

今回はベーシックA、馬はシャルル、鞍はクロノスでした。

<レッスン内容>

・馬間距離の調整

・常歩の誘導

・軽速歩

<コメント>

シャルル初騎乗。馬装は好きではなさそう。前脚でも蹴りを喰らわしてくる。乗り始め、
ボロに気が向きまくりで何度も止まる。動き始めたら動き始めたで、前との距離が近くて
焦る。左右に手綱を交互に引いて減速したら手綱を緩める。軽速歩は乗りやすい子。
誘導もやりやすかった。

<振り返ってひとこと>

前との距離が近いのに、ガンガン前に行こうとする馬に有効な手綱の操作が、「交互に
左右の手綱を引いて減速したら手綱を緩める。これは今でも使っている操作です。

スピードが出て怖い、となった時もこの手綱の操作をすれば、結構減速してくれます。
馬は多分、口が痛くて速度を落としてくれているのでしょうが、怖いが先に来ると、
落馬の危険性が高まります。なので、安全に乗るためにも、身を守る操作は少しでも
多く身につけておくに越したことはありません。

レッスン開始時は相当ビビっていたのが、時間の経過とともに操縦できるようになって
最終的に楽しくレッスンを終えられたんだな、と振り返って思います。