140鞍目 馬に試される

駈歩レッスンばかり出ていると、「できない自分」に落ち込むので、癒しを求めてベーシック馬場に出ました。馬はラマ・スーン、鞍はクロノスでした。

<レッスン内容>

・常歩

・歩度を伸ばす、詰める

・速歩、速歩⇆ブレーキ

<コメント>

ラマ・スーン初騎乗。乗り手を試す馬らしく、速歩の合図を出したつもりが、普通に駈歩されてびっくりした。何度も駈歩が出てしまい、レッスン担当外の先生が補助で入り、横について馬を落ち着かせてくれた。この子は、乗ったら好きにさせてはいけない。勝手なことをしたら都度厳しく叱ること。

<振り返ってひとこと>

馬場のレッスンだから駈歩ないし、と油断したつもりはないのですが、予定にないことをされるとテンパりますね。あれ、速歩の合図、間違っていたかな、なんで駈歩になるの?とアワアワしてしまいました。自分だけではどうしようもなくなってしまい、先生にそばについてもらう、というまたも自信をなくすような事件が起きてしまいました。馬を厳しく叱る、なんてなかなかできません。叱って反抗されて、暴れられたら、また落馬するかもしれない、と怖いです。・・・とはいえ、自由にさせて良いことは一つもないので、今後はやられて困ることはきちんと都度、叱ることを覚えていかなくてはいけない、と思ったレッスンでした。

139鞍目 先生からのひとことに救われる

ベーシック駈歩Bに出まくって、先生から「何でそんなに(駈歩Bに)出るの?」と嫌味なのか素なのかよくわからないツッコミを入れられていますが、自分自身が「まだできていない」と思っているので、気にせず出ます。

今回はベーシック駈歩A、馬はポイフル、鞍はクロノスでした。

<レッスン内容>

・常歩 馬間距離

・速歩、軽速歩(歩度を伸ばす)

・駈歩発進

<コメント>

ポイフル5回目。腹帯を締める時、先生に噛みつきに行ってグーパンチ食らっていた。脚は使いっぱなしにするのではなく、速度が落ちてきたタイミングで使う。駈歩発進への怖さが少なくなってきて、落ち着いて対応することができた。先生にも、「ハートの問題。今日はちゃんと乗れてるじゃん」と言っていただけた。

<振り返ってひとこと>

馬だって、嫌なことされたら抵抗します。それがポイフルの場合は腹帯を締められることであった、というだけです。ただ、きちんと腹帯を締めておかないと、騎乗者が危ないので、ポイフルには申し訳ないですが、我慢してもらわなければなりません。今回は、先生がかなり強気に出たので、ポイフルも諦めてくれましたが、次回以降、もっと暴れるようなことがなければいいな、と思います。

さて、ポイフルで駈歩する、というのは苦手な人が多いらしいのですが、私はそうでもありませんでした。馬が合う、ってこういうことかな、というくらい、駈歩発進をすることができました。継続させるのは難しいらしいです。そういう、難しいこともできるようになれれば、と思います。

138鞍目 1歩進んで2歩下がる

前回、良いレッスンができた!と喜んでおりましたが、世の中そんなに甘くはありません。ベーシック駈歩B、馬は駿、鞍はクロノスでした。

<レッスン内容>

・常歩

・軽速歩、速歩(歩度を伸ばす)

・駈歩の継続

<コメント>

駿4回目。前回とても良く動いたけど、今回はビミョー。1頭になった途端にピタリと止まって動かない。駈歩の時、脚は気持ち後ろ目にして、手が浮かないようにすること。姿勢は良くなってきたらしい。ふくらはぎの後ろで両方からしっかり馬体を挟むことができると駈歩が継続できる。

<振り返ってひとこと>

1回、ベーシック駈歩Aレッスンでうまく行ったからといって、次のレッスンも上手くいく保障はどこにもないことを痛感しました。レッスンが違いますが、馬も先生も同じ。それでも動きは前回の方が圧倒的に良かった。生き物だったね、そういえば。と思い出させてくれました。そもそもそんなに毎回上手くできていたら、子どもに追いついているはず。私にはまだまだなので、そこは練習を積んで、馬の状態に合わせて動かせるようにならなければならないな、と改めて思いました。

137鞍目 先生の馬紹介に笑う

駈歩をそれなりにマスターしたい一心で駈歩レッスンに出ていました。ベーシック駈歩A、馬は駿、鞍はクロノスでした。

先生がレッスンの始めに馬の紹介をしてくれるのですが、大変雑なのに、ちゃんと的を得ていて笑ってしまいました。

・ビビり→プリンス

・遅い→駿

・反転する→キングランナー

・止まる→ボヌール

<レッスン内容>

・常歩

・軽速歩、速歩

・駈歩の発進、継続

<コメント>

駿3回目。最近、駈歩Bで動きを身体に覚えさせているからか、ちゃんと駈歩の発進ができた。駈歩の継続もサークル半周くらいできて、ここまでの駈歩Aレッスンの中で1番楽しくきちんとできた。駈歩が出なくて速歩になった時は、常歩に落として内方脚でしっかりと圧迫すること!

<振り返ってひとこと>

続けていれば結果は必ずついてきます。それをしっかりと実感できたレッスンでした。動きに慣れられれば、心に少しの余裕が生まれて、次に自分が何をすべきか考える時間ができます。それが、走るのが遅い駿だったからこそ、考えて実行する、ということができたのだと思います。

何よりも、このレッスンで「できた!」と思えたことが収穫で、ここから上達の糸口が掴めていけたら、と思います。実際に徐々にできるようになっていったので、めげずに頑張れ、とこの頃の自分に声をかけたいです。

136鞍目 駈歩に慣れたい

なかなか駈歩のリズムに慣れられない自分がもどかしい、136鞍目、ベーシック駈歩B、馬はヒトメボレ、鞍はクロノスでした。

<レッスン内容>

・常歩

・駈歩の発進 止まったら姿勢整えて再発進。繰り返すことで駈歩が継続できる

<コメント>

ヒトメボレ2回目。前回は怯えながら乗った記録あり。ベーシックCBではおとなしいけど、駈歩に出るとゴネる。先頭キライ。長鞭バシバシ使ってもゴネまくる。駈歩は揺れが分かりやすくて、ゆったりな速さ。発進→停止→再発進を結構何回か練習できた。

<振り返ってひとこと>

少し前の自分の怯えていた記録があり、今の自分がある・・・。わかってはいても、レッスンレベルはシレッと上がってるし、やらなければならないことはとても増えたし、できるようになったことはめっちゃ増えています。それでも「できないこと」に目が行ってしまい、それができない自分はダメだなあ、と凹みます。そんなこと気にしなくていいのに、と今の自分なら言えますが、当時はダメでした。練習すればいつかできるようになる、ということを忘れていました。馬にゴネられたって、仕方ないんです。馬は生き物で、心があります。いつもご機嫌な子なんていません。そういうことにまで気が回らないくらい、必死でレッスンに出ていました。

135鞍目 王子様に出会う

駈歩の練習が続きます。ベーシック駈歩B、馬はトライデントミノル→アポロン、鞍はクロノスでした。

<レッスン内容>

・常歩

・駈歩の継続、歩度を伸ばす、駈歩時の姿勢

<コメント>

レッスン担当ではない先生から「また変なのあたったねー」と言われた通り、私には無理でした。トライデントミノル初騎乗。常歩の間は良かったけど、駈歩の練習となったら盛大に暴れて怖い→先生の采配で良い馬へチェンジ、でやってきたのが黒くてカッコイイ馬、アポロン。昔の怪我の名残で常歩、速歩が変なリズムだったけれど、駈歩は自分がものすごく上手くなったと勘違いさせるほどの抜群の乗りやすさ。何周も走ることができて楽しかった。

<振り返ってひとこと>

クレイン3大すごい馬、というのがいるらしいのですが、アポロンはその1頭だそうです。

・ジャストアライブ

・ジェイド

・アポロン

何がすごいって、人の言うこと、これから実施するレッスンのことを馬自身が理解している、というところです。実際、アポロンの駈歩は、正反動ができれば乗れるレベルで全然揺れません。本当に揺れません。そして、早くない。だから、恐怖心の「き」の字もなく乗ることができます。駈歩って、こんな感じで乗ればいいんだよ、と馬が教えてくれます。当然、そんなすごい馬は、いろんな人から指名されるので、選定で当たることはまずありません。乗ることができてとてもラッキーでした。

134鞍目 先生の手を離れて

基本に戻るのと同時並行で、人が少なくて迷惑をかける度合いが少ないうちに、ベーシック駈歩Aにも慣れる、という作戦に出ました。馬はシーザー、鞍はクロノスでした。

<レッスン内容>

・常歩

・速歩、軽速歩

・速歩⇆停止

・駈歩発進

<コメント>

別の先生から「なんでベーシック駈歩Bあんなに入れてるの?」とツッコまれる。練習です!

シーザー5回目。前回ベーシック駈歩Bで乗ったばかりだから気負わず乗れた・・・訳ではなかった。馬が柵を蹴ったことで私がビビってる、と先生から指摘された。それでも何度か駈歩でて、少しそのまま走ることができた。「手綱は人生で1番短く持って前に手を置いておけば何とかなる!」「早い速歩してグッとブレーキできたら駈歩は出る!」らしい。まだできていないので、次乗る時から意識する。

<振り返ってひとこと>

この馬の駈歩のリズムを知っている、という安心感、ものすごく大事です。間をおかずに乗ったのもよかったのですが、まだ駈歩発進の合図も上手く馬に伝えられていない状態で、よく駈歩が出たなあ、と振り返って思います。元気の良い常歩から右脚を少しだけ後ろにして、左脚で圧迫する、が、駈歩発進の基本ですが、シーザーは圧迫が嫌いでハネるので、圧迫ではなくキックで頑張ることに・・・。キック、難しいです。走っている最中にもキックができるように、と言われるのですが、そんな器用なこと、私には無理な気がします。まずは練習をしっかりして、いつかできるようになれたら、と思います。(今でもまだできていません)


133鞍目 ラッキーマンツーマン

休職中の良い体力維持と気持ち維持となり始めた乗馬。今回はベーシック駈歩B、馬はシーザー、鞍はクロノスでした。

<レッスン内容>

・常歩→速歩 正反動の姿勢の確認

・駈歩→常歩 駈歩中の姿勢
 馬上でじっとする
 手は、き甲の上で固定
 顎を引く
 脚は、踵をしっかり落としておく

<コメント>

シーザー4回目。ベーシック駈歩Aレッスンに行くとグダグダになってしまう、という悩みを先生に打ち明けてみた。マンツーマンだからできること。先生曰く、気負いすぎらしいので、速歩のリズム違う版と思うことにしたら良い、とアドバイスをいただいた。踵をしっかり落とすと鎧がズレにくくなった。今までの駈歩レッスンの中で1番恐怖心なく乗ることができた。

<振り返ってひとこと>

仕事に行けなくなり、時間だけはたくさんある状態になったので、できないことをできるようにしよう、と思い立ち、参加したレッスンでした。馬の駈歩のリズムに慣れきれず、ベーシック駈歩Aに出ても他の人の迷惑になっていると思ったので、初心に帰るべく、ベーシック駈歩Bで基本を学び直すことにしました。・・・とはいえ、選定でどの馬に当たるかわからないので、駈歩の乗り心地を体験したことがあるかないかが大事で・・・。今回は、すでに駈歩の乗り心地を知っていたシーザーに当たったこともあり、駈歩の揺れに慣れる良い練習となりました。別の馬でもこれができるように慣れば、と思うのですが、なかなかこれが難しいのです・・・。

132鞍目 体力維持のために通い出す

ここまでフルタイムで働きながら、合間に乗馬を楽しんでいましたが、色々あって、休職することになりました。原因は精神的なもので、体重が2ヶ月で10キロ以上減ってしまい、起きているのも辛い状態になり、医師から休職を命じられました。

数日間は横になってぼんやり過ごしていたのですが、このまま過ごしたらせっかくついてきた筋肉が落ちる&どんより気分のままになる、という危機感が湧いてきました。何をしよう、と考えた時に真っ先に思い浮かんだのが、「そうだ、馬に乗ろう」でした。

平日に乗れば騎乗料が少し安くて済むし、レッスン参加人数も少ないことは知っていたので、決めてからは早かったです。そんな状況下で乗ったベーシック馬場、馬はエルクラージュ、鞍はクロノスでした。

<レッスン内容>

・常歩 歩度を伸ばす、詰める

・軽速歩

・誘導(輪乗り) 常歩、速歩

<コメント>

エルクラージュ3回目。クレインの中で2番目に大きい子(1番はキャロラインレジーナ)。速歩が出ても常歩になることが多かった。→手綱を張り直して脚での圧迫をしっかりするように、と先生から言われた。脚の合図が弱めなので、もう少し強く合図できるようになりたい。

<振り返ってひとこと>

脚の合図が弱め、ということは馬に強く人の要望を伝えられていない、ということの裏返しでもあります。馬によっては、強い合図を嫌う子もいるので、その馬の個性に合わせた合図が必要になります。今回は、必要最低限の強さを満たすことができず、先生から指摘されてしまいました。エルクラージュは強めの合図でもOK、と学びました。次に乗る機会があったら、意識します。

手綱の張り直しも大事で、ダルダルに弛んだ状態で乗るのは、先々危険しかありません。手綱はブレーキをするため、方向を知らせるためにあります。張りすぎず、張らなさすぎず、ちょうど良い張りを意識することも大事です。馬に乗って、先生との会話を楽しんで、どんより気分がパアッと晴れたのがわかったのがこのレッスンでの収穫でした。

131鞍目

駈歩レッスンで凹んだ自分を癒すレッスン、ベーシック馬場、馬はポイフル、鞍は馬場鞍でした。

<レッスン内容>

・常歩 歩度を伸ばす

・速歩、軽速歩

・誘導

<コメント>

ポイフル4回目。半年以上ぶりの騎乗。怖がりながら乗っていた頃を懐かしく感じる。駈歩で凹むのを馬場で癒す月間。速歩、こんなに早かったっけ?前が遅いだけ?揺れが少し大きめで、正反動はしづらい。軽速歩のリズムはめちゃくちゃ取りやすいと思う辺りに自分自身の成長を感じた。

<振り返ってひとこと>

この頃の私の課題は駈歩をいかにうまくこなすか、という1点のみでした。馬場レッスンでは、先生から特に何も指摘されることもなく、ゆったりのんびり45分間を楽しんで乗っていました。駈歩に対する恐怖心、慣れないことによる怖さ、その他諸々がありますが、馬場ではそれが一切ないので、自然に姿勢も良くなり、馬とのコンタクトにも集中できていました。もう少しすれば、駈歩を楽しい、と思えるようになるよ、とこの時の自分に声をかけられるならかけてあげたいです。